三井倉ＨＤ、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ

　三井倉庫ホールディングス <9302> が2月5日後場(13:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比62.6％増の95.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の85億円→100億円(前期は65.2億円)に17.6％上方修正し、増益率が30.3％増→53.4％増に拡大し、従来の23期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の29.5億円→44.5億円(前年同期は28.6億円)に50.7％増額し、増益率が3.3％増→55.7％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比80.9％増の40.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.6％→6.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　「中期経営計画2017」におけるコスト削減、粗利益改善施策等、抜本的事業収益力の強化に関連する各種施策が順調に進捗していることに加え、国内外フォワーディング業務の好調な推移、自動車関連部品に係る航空貨物のプロジェクト輸送の発生、家電量販店向け輸配送業務の取扱増加等により、物流事業の業績が予想を上回り推移していることを踏まえて、修正いたします。親会社株主に帰属する当期純利益については、当第3四半期においてデンマークの子会社であるPrime Cargo A/Sに係るのれんの減損損失を計上したことを受け、平成30年11月6日に公表した業績予想値を据え置いております。