この銘柄は、赤字になる恐れが非常に低く、かつ、業績も安定的なので、配当金を貰いながらの低リスク長期保有に向いていると思うバウ。ただし、（製造業等のようにメキメキ成長してはいかないという）低成長なのを勘案すると、若干、割高感が否めないバウね。しかも、日経平均を押し上げる効果も倉庫という業種の性質上期待薄ばう。従って、ベアばう。

　少し以前の２０００円超という株価は、あくまでも、２００７年の連結１４４億という突飛な大部分をマンション売却益で構成された純利益に呼応した結果であって、本来はその半分程度が実力と思われるばう。2000円台の幻影は早く忘れたほうがいいバウよ。ちなみに、１９８９年にもここは２０００円台を記録しているバウが、あれは、三菱倉庫のPERが４０倍くらいあったバブルのお話。比較しないほうが健全ばうね。ばう、ばう～～～。

～おもにバブル後の９３０１三菱倉庫の成長記録～

【単体】（左は売上。右は純利益。億未満切り捨て）
８７年　　７０５億　　　４０億
８８年　　８３１億　　１８４億※（特益有）
８９年　　８５５億　　　３０億
９０年　１０６２億　　　４５億
９１年　１１２４億　　　５６億
９２年　１２０９億　　　６９億
９３年　１２４４億　　　７１億
【連結】
９４年　１５００億　　　６５億
９５年　１５８０億　　　４８億
９６年　１６４０億　　　７１億
９７年　１６５３億　　　６７億
９８年　１６５０億　　　５５億
９９年　１５５６億　　　５７億
００年　１５３１億　　　５８億
０１年　１５８４億　　　２１億
０２年　１５２２億　　　６４億
０３年　１５０５億　　　５５億
０４年　１５１５億　　　６０億
０５年　１５６３億　赤字１７億
０６年　１６６５億　　　７７億
０７年　１９０１億　　１４４億※（特益有）
０８年　１６９４億　　　８８億※（特益有）

・・・フラットかつ低成長ばう。日経平均の下落防波堤にはなっても、押し上げていく成長性が乏しいばうね。実感バウ。ただし、本来、成長性がある製造業等が赤字地獄のただなかでの、安定的な業績は倉庫業の最大の魅力といえるバウ。