アジア航、今期経常を一転10％増益に上方修正・最高益、配当も11円増額

　アジア航測 <9233> [東証２] が7月9日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の15.2億円→25.2億円(前期は22.8億円)に65.2％上方修正し、一転して10.3％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の22.7億円の赤字→12.7億円の赤字(前年同期は6.8億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→25円(前期は24円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年９月期の連結業績予想につきましては、第２四半期累計期間の連結業績が好調だったこと、又引き続き国土強靭化関連業務及び再生可能エネルギー関連業務の売上が堅調に推移していることから、売上高は前回発表予想を1,500百万円上回る32,500百万円となる見込みです。利益面につきましては、売上高の増加や生産原価率の低減等により、営業利益については2,340百万円、経常利益については2,520百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については1,760百万円となり、それぞれ前回発表予想を上回る見込みとなっております。

　　当社は株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと認識しており、継続的かつ安定的な株主還元を基本方針とし、「配当性向20％～30％」を目標としております。この方針に基づき、この度の通期業績予想の修正を踏まえ、2021年９月期における期末配当予想につきましては、前回予想の1株あたり14円の普通配当に11円を増配し、1株につき25円とさせていただきます。[業績予想等に関する注意事項]　本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。