パスコ、今期経常を一転9％増益に上方修正、配当も10円増額

　パスコ <9232> が3月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→30億円(前期は27.5億円)に15.4％上方修正し、一転して8.8％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.1億円→32.1億円(前年同期は39.6億円)に14.2％増額し、減益率が28.9％減→18.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→25円(前期は無配)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高、営業利益、経常利益は、当社において国内公共部門の受注が好調なことにより前回発表予想を上回る見通しとなりましたので、上記の通り業績予想を修正いたします。※本資料に記載している業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、現時点で新型コロナウイルス感染症の拡大が2020年３月期の業績に与える影響については予測が困難であるため、上記の業績予想には織り込んでいません。今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

　　当社は、業績、経営環境および将来の事業展開を勘案し、企業体質の充実に努めながら、株主の皆様に適正な利益還元を行うことを利益分配政策の最重点方針としています。　上記方針のもと、2020年３月期の期末配当予想につきましては、１株当たり15円を予定しておりましたが、最近の業績動向等を踏まえ、10円増配し１株当たり25円に修正いたします。