パスコ、前期経常を45％上方修正

　パスコ <9232> が5月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の13億円→18.9億円(前の期は9.3億円)に45.4％上方修正し、増益率が38.6％増→2.0倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の26.8億円→32.7億円(前年同期は18.9億円)に22.0％増額し、増益率が41.8％増→72.9％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結業績予想の修正理由　売上高は、前回予想と比較して2.1％程度の微増見込みですが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、売上増の他、国内公共部門の生産業務効率化に伴う採算性の改善、子会社における設計案件の利益寄与等により前回予想を上回る見通しです。前事業年度実績と差異が生じた理由　売上高は、海外案件の一部を完成基準に変更した影響（約４億円の減少）等により、前期実績を下回る見通しです。　営業利益につきましては、前期に海外部門の工事損失引当金を約７億円原価計上した影響もあり、前期実績を5.5億円上回る見通しです。　経常利益は、当期に海外子会社の業績が悪化したことから営業外費用に関係会社への貸付金及びその他の債権に対する貸倒引当金繰入額を約10億円計上する見通しとなったため前期実績を下回る見通しです。　当期純利益は、前期に衛星事業における衛星運用ソフトウエア及び衛星受信関連設備の減損損失を13.5億円計上した影響により、前期実績を約12億円上回る見通しです。