小型の海運株ではあるが、水酸化アルミ輸送という独自性のある事業を展開しており、会社規模に比して高い営業利益を有する。2023年3月期中間決算も事前の会社予想を上回る水準であった。
世界情勢や為替相場の変動を鑑み、通期計画は据え置きとされているが、歴史的円安の追い風を受けて第3四半期決算では上方修正や増配発表の可能性もあると考える。
また長期目線でも、世界規模でのアルミニウム需要は2027年まで高い成長率が見込まれており、円安の恩恵がひと段落した後も、独自性を武器に、安定した事業展開が見込まれる。