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飯野海運のニュース
飯野海運<9119>は4日、2023年3月期第2四半期(22年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比43.9%増の704.74億円、営業利益が同475.6%増の104.82億円、経常利益が同668.3%増の118.35億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同246.1%増の144.21億円となった。
外航海運業の売上高は前年同期比51.6%増の587.85億円、営業利益は81.53億円(前年同期は2.71億円の損失)となった。大型原油タンカーは、支配船腹を長期契約に継続投入し、安定収益を確保した。また、経営資源の有効活用及び資産効率向上のため、大型原油タンカー1隻を売却した。ケミカルタンカーは、同社の基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、アジア出しのスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算は大きく向上した。大型ガス船は、LPG・LNG船共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。ドライバルク船は、専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船も、契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努めた他、一部では好市況を享受したことで、運航採算は当初の予想を上回る水準で推移した。また、当第2四半期においてスモールハンディ型1隻の新造用船を開始した。
内航・近海海運業の売上高は前年同期比18.1%増の53.25億円、営業利益は同127.3%増の2.46億円となった。内航ガス輸送は、民生用LPGの輸送量減少の影響を受けたが、中長期契約に基づく安定的な収益確保と効率配船に取り組んだ。近海ガス輸送は、中長期契約を中心に安定的な収入を確保した。
不動産業の売上高は前年同期比10.0%増の64.08億円、営業利益は同5.0%増の20.84億円となった。同社所有ビルは、オフィスフロアが概ね堅調な稼働を継続し、安定した収益を維持することができた。商業フロアは、感染症の影響を受けたものの、一部空室を解消することができた。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターは、イベント開催制限が緩和されたことにより文化系催事需要が回復し、ビジネス系催事においても配信や収録を利用したイベントが増加傾向となり、稼働は改善に向かった。フォトスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロは、撮影需要が低調な中でも主力のスタジオ部門等で案件を獲得し、稼働は改善傾向となった。英国ロンドンのオフィスビル賃貸事業は、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持することができた。
2023年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比32.6%増(前回予想比12.2%増)の1,380.00億円、営業利益が同96.0%増(同24.6%増)の147.00億円、経常利益が同71.8%増(同33.9%増)の162.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.5%増(同31.9%増)の186.00億円としている。
また、通期業績予想の上方修正を行ったことを踏まえ、第2四半期末の1株当たり配当金を直近の予想から7.00円増額し27.00円、期末配当については6.00円増額の26.00円、通期で53.00円の配当を予定していることを発表した。
また、同日、株式投資の魅力を高め、長期保有を促すことを目的として、株主優待制度を継続することを発表した。保有株式数と株式の保有継続期間に応じて2,000~8,000ポイントの付与に加え、イイノホールでの公演またはオリジナル商品があたる抽選に申し込める。2023年3月31日の株主名簿記載株主から適用される。
<SI>
外航海運業の売上高は前年同期比51.6%増の587.85億円、営業利益は81.53億円(前年同期は2.71億円の損失)となった。大型原油タンカーは、支配船腹を長期契約に継続投入し、安定収益を確保した。また、経営資源の有効活用及び資産効率向上のため、大型原油タンカー1隻を売却した。ケミカルタンカーは、同社の基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、アジア出しのスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算は大きく向上した。大型ガス船は、LPG・LNG船共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。ドライバルク船は、専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船も、契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努めた他、一部では好市況を享受したことで、運航採算は当初の予想を上回る水準で推移した。また、当第2四半期においてスモールハンディ型1隻の新造用船を開始した。
内航・近海海運業の売上高は前年同期比18.1%増の53.25億円、営業利益は同127.3%増の2.46億円となった。内航ガス輸送は、民生用LPGの輸送量減少の影響を受けたが、中長期契約に基づく安定的な収益確保と効率配船に取り組んだ。近海ガス輸送は、中長期契約を中心に安定的な収入を確保した。
不動産業の売上高は前年同期比10.0%増の64.08億円、営業利益は同5.0%増の20.84億円となった。同社所有ビルは、オフィスフロアが概ね堅調な稼働を継続し、安定した収益を維持することができた。商業フロアは、感染症の影響を受けたものの、一部空室を解消することができた。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターは、イベント開催制限が緩和されたことにより文化系催事需要が回復し、ビジネス系催事においても配信や収録を利用したイベントが増加傾向となり、稼働は改善に向かった。フォトスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロは、撮影需要が低調な中でも主力のスタジオ部門等で案件を獲得し、稼働は改善傾向となった。英国ロンドンのオフィスビル賃貸事業は、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持することができた。
2023年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比32.6%増(前回予想比12.2%増)の1,380.00億円、営業利益が同96.0%増(同24.6%増)の147.00億円、経常利益が同71.8%増(同33.9%増)の162.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.5%増(同31.9%増)の186.00億円としている。
また、通期業績予想の上方修正を行ったことを踏まえ、第2四半期末の1株当たり配当金を直近の予想から7.00円増額し27.00円、期末配当については6.00円増額の26.00円、通期で53.00円の配当を予定していることを発表した。
また、同日、株式投資の魅力を高め、長期保有を促すことを目的として、株主優待制度を継続することを発表した。保有株式数と株式の保有継続期間に応じて2,000~8,000ポイントの付与に加え、イイノホールでの公演またはオリジナル商品があたる抽選に申し込める。2023年3月31日の株主名簿記載株主から適用される。
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