エスライン、上期経常を20％下方修正、通期も減額

　エスライン <9078> が10月29日大引け後(16:10)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→6.3億円(前年同期は5.7億円)に20.4％下方修正し、増益率が40.4％増→11.8％増に縮小する見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の18.3億円→16.6億円(前期は16.2億円)に9.3％下方修正し、増益率が12.3％増→1.9％増に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間における業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が延長されたことにより人流が抑制され、物の流れも停滞した影響により、期首に想定したほどの貨物輸送量の伸びがなかったため、営業収益は、前回発表予想を下回る見込みであります。利益面においては、低調となった貨物輸送量の影響による営業収益の低迷に加え、原油価格の高騰により燃料費が大幅に増加したこともあり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、いずれも前回発表予想を下回る見込みであります。　以上の業績を踏まえて、2022年３月期の通期連結業績予想につきましても、現状は新型コロナウイルス感染者数が減少し、経済活動の活性化が期待されているものの、引き続き原油価格の上昇や関連商品の値上げによる景気回復の鈍化が予想される等、不安定要素もあることから、営業収益、営業利益、経常利益、及び親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも、前回予想を下回る数値に修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は、今後の　 様々な要因によって異なる可能性があります。