ニッコンＨＤ、非開示だった今期経常は5％減益、未定だった配当は10円減配

　ニッコンホールディングス <9072> が7月3日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比5.4％減の213億円に減る見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比35.1％減の76億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を33円(前年同期は38円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も33円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の66円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、前期実績を発表した2020年５月22日時点では新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されてきたことから、新型コロナウイルス感染症が第２四半期末までに収束する想定のもと、最近の動向及び現時点で当社が入手できる情報から業績予想を策定したため公表するものです。　なお、これらの予想は、新型コロナウイルス感染症の第二波による事業影響は発生しない前提で作成しており、これらの事例の発生あるいは早期収束が見込まれる場合は、今回の予想が修正される可能性があります。

　　当社は、連結配当性向30%を目途として配当することを基本方針としております。　2020年５月22日に公表した「2020年３月期決算短信〔日本基準〕（連結）」において、2021年３月期の配当予想を未定としておりましたが、公表した業績予想及び上記方針に基づき、中間配当予想を33円、期末配当予想を33円とすることといたしました。（注）上記予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想と異なる可能性があります。