日通が後場の高値圏で推移、１１年３月期の２１％営業増益目標を好感

　日本通運が後場、きょうの高値圏で推移。午後１時３３分現在、株価は前日比２円高の４２４円を付けている。午後１時、１１年３月期連結の業績予想を発表し、売上高は１兆６０６０億円と前期比２．３％の微増ながら、営業利益を４５５億円と同２１．２％の大幅増に見込んだ点が好感されているもようだ。純利益は２５０億円（同１．９９倍）を想定している。配当は前期と同じ、中間配・期末配各５円の年間１０円を予定している。アジアなど新興国向けの回復等により国際関連貨物は堅調に推移する一方、国内の物流需要は引き続き低調に推移するとみている。１月に郵便事業会社との間で締結した宅配便事業統合計画の見直しに関する詳細契約の影響は、きょう発表の業績予想には盛り込んでいない。

　併せて発表した１０年３月期連結業績は売上高１兆５６９６億３３００万円（前期比１４．２％減）、営業利益３７５億３５００万円（同１２．０％増）、純利益１２５億６６００万円（同１７．２％減）だった。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社