アルプス物流、今期経常を19％上方修正

　アルプス物流 <9055> [東証２] が12月16日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の31億円→37億円(前期は38.8億円)に19.4％上方修正し、減益率が20.2％減→4.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の16.5億円→22.5億円(前年同期は19.4億円)に36.3％増額し、一転して16.0％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　電子部品物流事業においては、９月以降現時点まで電子部品業界の市況回復や、新規ビジネスの受注獲得などにより、当社の貨物取扱量は期初の予想以上に増加しています。消費物流事業においても、新型コロナウイルスの影響で外出自粛や在宅勤務の拡がりに伴い、想定以上に宅配ビジネスが好調に推移しています。以上の理由により、業績予想を上記のとおり修正いたします。　なお、新型コロナウイルスが再び感染拡大していることや米中貿易摩擦の激化も懸念されることから、第４四半期は電子部品物流、消費物流ともに市況は依然不透明感があり、今後修正の必要が生じた場合には、速やかに公表いたします。（注意事項）　上記に記載しました予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。