西武ＨＤが３日続伸、直近ＩＰＯ不振の影響は限定的 上場前から期待値低く

　西武ホールディングス<9024.T>が３日続伸。株価は一時、２８日終値に比べ３８円高の１８５８円をつけ上場後の高値を更新している。２３日に新規上場して５日目。公開価格１６００円に対し、上昇率は１６％前後となっている。ジャパンディスプレイ<6740.T>が新規上場から１カ月強で業績の下方修正を発表するなど、直近ＩＰＯ銘柄に対する投資家の不信感が高まっているが、西武ＨＤの場合、上場前から大株主サーベラスとのゴタゴタは表面化していただけに期待値は低く、大幅にディスカウントして登場したことが、買い安心感を呼んでいる様子だ。鉄道事業は着実なキャッシュフローが見込めるだけに、ディフェンシブ性が強いことも買い要因となっている。

西武ＨＤの株価は１３時３５分現在１８５３円（△３３円）





出所：株経通信（株式会社みんかぶ）