京王、今期経常を一転46％増益に上方修正

　京王電鉄 <9008> [東証Ｐ] が8月2日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の121億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の197億円→317億円(前期は217億円)に60.9％上方修正し、一転して45.6％増益見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の6.4％→13.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想については、訪日外国人旅行客の増加等によりホテル業が好調に推移したことに加え、2023 年10 月1 日より実施予定の鉄道旅客運賃の改定や、当社の連結子会社である京王建設株式会社が2023 年５月31 日付で株式会社ＮＢ建設の全株式を取得し当社の連結の範囲に含めた影響などにより、営業収益は前回公表した業績予想を上回る見込みとなりました。営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は上記の影響に加え、水道光熱費等の営業費用の減少により前回公表した業績予想を上回る見込みとなりました。 通期個別業績予想については、上記の通り鉄道旅客運賃の改定による影響や、水道光熱費等の営業費用の減少などにより前回公表した業績予想を上回る見込みとなりました。