サンフロ不、今期経常を9％上方修正

　サンフロンティア不動産 <8934> が3月29日大引け後(19:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の65億円→71億円(前期は161億円)に9.2％上方修正し、減益率が59.7％減→56.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.1億円→17.1億円(前年同期は50.8億円)に53.8％増額し、減益率が78.1％減→66.3％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に基づく緊急事態宣言下、経済停滞が長期化し、想定よりも販売棟数が減少したため、当初予想を下回る見込みです。　一方、営業利益と経常利益につきましては、オフィス事業において「新常態」でのオフィスに求められる先進的な商品開発及び、セットアップオフィスの優位性をテナント様にご評価いただき、想定よりも賃料の下落および空室率の上昇を抑制できた結果、リプランニング事業において計画を上回る利益率を確保することができました。　また、コンドミニアムホテル「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」（沖縄県国頭郡恩納村）は、昨年12月の竣工以来、3月1日のグランドオープンを経てオーナー様に円滑な引渡を進めることができ、業績に貢献しました。