＜前場の注目銘柄＞＝明豊エンター、「ミハス」好調で信用回復進む

　明豊エンタープライズ<8927.T>は大底圏で動意含み、持ち前の株価瞬発力に期待したい。

　マンション分譲・賃貸を主力とする企業だが、リーマン・ショックの傷はいまだいえず、事業再生ＡＤＲで再建途上にある。しかし、中古マンションのリニューアル事業は好調。同社が注力する賃貸アパートの新ブランド「ミハス」が好評を博すなか、信用回復も進み、取引銀行も増加傾向にある。

　直近発表された第３四半期累計の営業利益３６％減益は想定の範囲で既に株価には織り込み。脱デフレに大きく舵を切るアベノミクスのシナリオに沿う形で不動産市況の回復が目立っており、昨年４月に３１５円まで買われた急騰力も光る。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）