トーセイ、今期最終を7％上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額

　トーセイ <8923> [東証Ｐ] が11月11日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年11月期の連結最終利益を従来予想の79.5億円→85.4億円(前期は67.2億円)に7.5％上方修正し、増益率が18.3％増→27.2％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結最終利益も従来予想の18.4億円→24.4億円(前年同期は6億円)に32.2％増額し、増益率が3.1倍→4.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の47円→51円(前期は38円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１） 連結業績予想　不動産再生事業における当期の販売予定物件の一部につき、販売時期を翌期以降に変更したこと等により、売上高予想を前回予想比9,277百万円減の70,723百万円に修正いたしました。　一方、利益については、不動産再生事業・不動産開発事業における販売物件の利益率が期初予想を上回って推移したことから、営業利益予想を585百万円増の13,347百万円、税引前利益予想を600百万円増の12,600百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益予想を594百万円増の8,548百万円に修正いたしました。（２）個別業績予想　連結業績予想と同様の理由により、売上高予想を前回予想比10,150百万円減の42,982百万円、経常利益予想を764百万円増の10,595百万円、当期純利益予想を693百万円増の8,671百万円に修正いたしました。

　　当社は、株主の皆様への安定的な配当を経営の最重要課題と認識しており、収益性の高い事業機会の獲得による長期的な企業価値向上のために必要な内部留保と配当とのバランスについて、業績の推移、今後の経営環境、事業計画の展開を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。期末配当金につきましては、2022年11月期の連結業績予想の修正および修正前の配当性向（28.2％）の水準を踏まえ、配当予想を前回予想より４円増額し、１株当たり51円（配当性向28.3％）に修正いたしました。※業績予想に関する留意事項上記の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、今後確定する決算数値とは異なる可能性があります。