決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】引け後 … エヌピーシー、メディカルＮ、旭化学 (1月12日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の1月8日から12日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　旭化学 <7928>
　21年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の1.9億円に急拡大し、9-2月期(上期)計画の3.4億円に対する進捗率は57.6％に達し、4年平均の53.1％も上回った。

★No.2　シグマ光機 <7713>
　21年5月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→9.5億円(前期は8.4億円)に24.2％上方修正し、一転して13.1％増益見通しとなった。

★No.3　エヌピーシー <6255>
　21年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常損益は1億6600万円の黒字(前年同期は500万円の赤字)に浮上し、9-2月期(上期)計画の2億4100万円に対する進捗率は68.9％となった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7928> 旭化学 　　　　ＪＱ 　 +40.00 　　1/12　　　1Q　　　378.05
<7713> シグマ光機 　　ＪＱ 　 +18.74 　　1/12　　上期　　　 -1.33
<6255> エヌピーシー 　東Ｍ 　 +13.65 　　1/12　　　1Q　　　　黒転
<3645> メディカルＮ 　東Ｍ　　 +7.23 　　1/12　　上期　　　166.18
<8247> 大和デ 　　　　東２　　 +1.91 　　1/12　　　3Q　　　　赤転

<8886> ウッドＦ 　　　ＪＱ　　 +1.80 　　1/12　　上期　　　-67.56
<4920> 日本色材 　　　ＪＱ　　 +1.55 　　1/12　　　3Q　　　　赤転
<3297> 東武住販 　　　ＪＱ　　 +0.50 　　1/12　　上期　　　 53.92
<3490> アズ企画設計 　ＪＱ　　 +0.14 　　1/12　　　3Q　　　　黒転
<8887> リベレステ 　　ＪＱ　　 +0.14 　　1/12　　上期　　　-81.77

<9661> 歌舞伎 　　　　東２　　 +0.10 　　1/12　　　3Q　　　　赤転

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース