楽天地は小幅続伸、映画興行の好調などで第１四半期営業利益は４４．８％増

　東京楽天地<8842.T>は小幅続伸し、年初来高値更新。同社は８日取引終了後、１８年１月期の第１四半期（２～４月）連結決算を発表した。売上高は２７億１００万円（前年同期比２．８％増）、営業利益は４億３４００万円（同４４．８％増）、最終利益は２億９４００万円（同２．２倍）だった。

　映画興行事業では、「ラ・ラ・ランド」、「ＳＩＮＧ／シング」、「モアナと伝説の海」、「名探偵コナン　から紅の恋歌（ラブレター）」などの作品が好稼働したほか、デジタル回線を使用して演劇公演やコンサート映像をライブ中継するなど、効率的かつ顧客のニーズに合わせた番組編成で客席稼働率の向上をはかり、売上高は前年同四半期を大幅に上回った。飲食事業では、昨年リニューアル工事のため休業していた「ドトールコーヒーショップ 錦糸町店」および「同シャポー本八幡店」が期首から売上高に寄与し、前年同四半期を上回った。

　業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高１０３億円（前期比４．３％減）、営業利益１６億円（同９．５％増）、最終利益１１億円（同３３．９％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）