三井不、今期経常を5％上方修正、配当も11円増額

　三井不動産 <8801> が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.8％減の1378億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の2050億円→2150億円(前期は1688億円)に4.9％上方修正し、増益率が21.4％増→27.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1161億円→1261億円(前年同期は1215億円)に8.6％増額し、一転して3.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の44円→55円(前期は44円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比49.0％減の489億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の14.9％→11.4％に低下した。

株探ニュース