ジャックス、前期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　ジャックス <8584> [東証Ｐ] が4月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の255億円→267億円(前の期は165億円)に4.7％上方修正し、増益率が54.5％増→61.8％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の114億円→126億円(前年同期は110億円)に10.5％増額し、増益率が3.3％増→14.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の155円→160円(前の期は105円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績及び個別業績は、国内事業のショッピングクレジット及び住宅ローン保証が堅調に推移し、営業収益が増加しました。また、国内と海外関係子会社の貸倒関連費用及びその他販売管理費が減少したことにより、利益面で前回予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の重要課題として位置づけ、財務体質の強化、内部留保を図りつつ、財務状況や配当性向等を総合的に判断して配当を行うことを基本方針としております。　2022年３月期の期末配当金につきましては、この度の業績予想の修正と上記方針を踏まえ、直近の配当予想から修正（増配）させていただきます。これにより、年間配当金は５円増配し、１株当たり160円となる予定です。