ジャックス、今期経常を14％上方修正、配当も15円増額

　ジャックス <8584> が3月23日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の145億円→165億円(前期は167億円)に13.8％上方修正し、減益率が13.2％減→1.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の90.8億円→110億円(前年同期は78.6億円)に22.0％増額し、増益率が15.5％増→40.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→105円(前期は95円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染症の感染拡大により当社グループに与える影響として、未収債権の増加を懸念しておりました。しかしながら、想定以上に未収債権の増加額が抑制され、貸倒関連コストが減少する見込みであります。この結果、連結及び個別業績は前回予想を上回る見込みです。

　　当社は、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の重要課題として位置づけ、財務体質の強化、内部留保を図りつつ、財務状況及び配当性向等を総合的に判断して配当を行うことを基本方針としております。　また、2018年度よりスタートした中期３カ年経営計画「RAISE 2020」においては、連結配当性向30％を目安として安定的な利益還元を行うことを目標に掲げております。　この度の業績予想の修正を踏まえ、当期の期末配当金を１株当たり15円増配し、60円とさせていただきます。これにより、既に実施いたしました中間配当金45円と合わせ、年間配当金は１株当たり105円となる予定です。　なお、本件につきましては、2021年６月下旬に開催予定の第90期定時株主総会に付議する予定であります。