ポケットカードの１０年２月期、６８億円の連結営業赤字に

　ポケットカードは２日引け後、１０年２月期の赤字額が従来見通しから大幅に膨らんだと発表した。連結営業赤字は従来予想の２億円から６８億円（前期は１８億４５００万円の黒字）へ、最終赤字は１億５０００万円から４１億円（同１２億５９００万円の黒字）へ拡大した。利息返還請求が引き続き高水準で推移していることや、今年６月に予定される貸金業法の完全施行に備えて、利息返還損失関連の引当金を積み増した。

　同時に、経営改善計画を策定した。ショッピングリボ残高の拡大やカード戦略の再構築など事業の選択と集中を進めるほか、人件費の削減や組織の再編・統合などによる経費の削減に取り組む。１１年２月期は連結営業損益２２億円の黒字、最終損益１４億円の黒字と黒字転換を見込んでいる。

　２日終値は前日比２円安の２６１円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社