大垣共立銀行が大幅高で年初来高値更新、１６年３月期最終利益が一転３割増益予想に

　大垣共立銀行<8361.T>が大幅高で一時４７０円台まで買われ、６月２３日以来の年初来高値更新となった。同社は前週末２５日に１６年３月通期の業績予想の修正を発表、経常収益を１１１０億円から１１８９億円（前期比５．７％増）へ、経常利益を１６５億円から２２６億円（同３７．４％増）へ、最終利益を１０６億円から１４７億円（同２９．１％増）へそれぞれ増額した。最終利益の従来予想は減益見通しだったが、保有株の配当金や売却益など有価証券関係損益が当初見通しを上回り、大幅増益予想に変わったことがポジティブサプライズとなった。また、地銀セクターはここ地銀同士の経営統合の動きなどが相次ぎ、業界再編の思惑が一段と高まっており、岐阜、愛知、三重、滋賀などをテリトリーとする同社は安倍政権が掲げる「地方創生」の追い風も強く意識されている。

大垣共立銀行の株価は１２時４５分現在４６７円（△２７円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）