地銀株が軒並み高、業界再編と補正予算への思惑が追い風

　十六銀行<8356.T>、京都銀行<8369.T>、千葉銀行<8331.T>など地銀株が軒並み高に買われている。かねてから地銀セクターは業界再編の思惑が強かったが、横浜銀行<8332.T>と東日本銀行<8536.T>の経営統合に向けた観測を契機ににわかに風雲急の気配となっている。日銀の追加緩和で金融セクターにフォローの風が吹く中、地銀セクターはＰＢＲも１倍割れ水準の銘柄が多く、水準訂正余地の大きさが意識される点も短期筋の食指を動かす。また、安倍内閣の眼目を担うテーマのひとつに「地方創生」が掲げられており、補正予算の配分などでも改めて思惑が広がっており、株価刺激材料に事欠かない。

十六銀の株価は１１時１０分現在４４０円（△９円）
京都銀の株価は１１時１０分現在９６５円（△１４円）
千葉銀の株価は１１時１０分現在８０４円（△１３円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）