三谷産業、前期経常を12％上方修正

　三谷産業 <8285> [東証Ｓ] が4月15日午前(10:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の21.5億円→24億円(前の期は17.1億円)に11.6％上方修正し、増益率が25.3％増→39.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.6億円→12.1億円(前年同期は13.6億円)に25.8％増額し、減益率が29.1％減→10.8％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、本年１月30日付適時開示「業績予想の修正に関するお知らせ」以降、化学品関連事業、樹脂・エレクトロニクス関連事業および情報システム関連事業における売上が伸長したこと等を主要因として、前回発表予想を上回る見込みであります。 　営業利益は、2024年３月期第４四半期中に発生した令和６年能登半島地震を受けて、各種支援実施のため総額１億円分の予算を拠出し、その大部分を計上したほか、優秀な人材確保や物価上昇の影響などを考慮した給与水準アップを実施しましたが、売上高の増加や全社的な経費削減等が寄与して、前回発表予想を上回る見込みであります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増加等を主要因として、前回発表予想を上回る見込みであります。（注）上記の業績予想につきましては、当社が本資料の発表日現在において入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。