さいか屋、今期最終を一転黒字に上方修正

　さいか屋 <8254> [東証Ｓ] が7月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結最終損益は8200万円の赤字となった。
　併せて、通期の同損益を従来予想の8100万円の赤字→500万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益も従来予想の300万円の黒字→8900万円の黒字(前年同期は5500万円の赤字)に30倍増額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結最終利益は前年同一期間比83.3％減の200万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同一期間の1.6％→0.8％に悪化した。

　※22年8月期(6ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回の業績予想修正では、第３四半期、テナント誘致に伴う工事期間中の収益の落ち込みと、積極的な催事を展開することで、業績への影響は軽微となる見込みでおりましたが、2023年６月に、当社藤沢店にヤマダデンキLABI藤沢店がオープン、旗艦店である藤沢店の売上構成が想定以上に変わったことにより、収益率改善が見込まれることから、2023年３月14日に公表した2023 年８月期通期業績予想を修正するものであります。