さいか屋、今期最終を赤字拡大に下方修正

　さいか屋 <8254> [東証２] が8月26日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年2月期の連結最終損益を従来予想の2.6億円の赤字→6億円の赤字(前期は8.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
　同時に、3-8月期(上期)の連結最終損益も従来予想の2.6億円の赤字→3.3億円の赤字(前年同期は5.2億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年７月15日に開示いたしました業績予想修正におきまして、入店客数の落ち込みを考慮し2022年２月期第２四半期及び通期の業績予想値の修正を行いましたが、その後、８月２日に神奈川県において新型コロナウイルス緊急事態宣言が発出され、現時点でその解除の見込が全くたたない状況となっております。当社におきましては、７月15日に開示した業績改善に向けた取り組みを行うべく、各項目について検討を進めておりますが、新型コロナウイルス緊急事態宣言の影響を大きく受け、直近では利益貢献度の高い衣料品の落ち込みが厳しく８月度利益においても計画を大きく下回る状況です。新型コロナウイルスワクチン接種の進展から下期以降は上期と比べ入店客数が徐々に回復することを見込んでおりましたが、感染力が強いデルタ株の猛威を受けてこれまでにないスピードで新規感染者の増加が続いており、下期以降の入店客数においては、上期と比べ更に1割弱の落ち込みが想定されることから、再度業績予想修正を行います。なお、2021年夏を目途として公表することとしておりました次期中期経営計画につきましては、適正かつ合理的な業績見通しが可能となった時点で速やかに公表する予定です。※上記業績予想は、現時点において入手可能な情報にもとづき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。