パルコは底堅い、第３四半期は１．６％営業増益

　パルコ＜8251.T＞は小反落ながら、一時前日比５円高の９９３円まで買われており底堅い動きをみせている。同社は２４日の取引終了後、今１５年２月期第３四半期累計（３～１１月）の連結決算を発表。売上高１９７３億円（前年同期比１．７％増）、営業利益８８億３４００万円（同１．６％増）と増収増益を達成している。１０月にゼロゲート業態として名古屋ゼロゲートを、１１月に福岡パルコ新館を開業し、いずれも大きな話題を獲得するなど好調なスタートとなった。また、既存パルコ店舗では、各店においてテーマ性を持った提案型の改装や「ＰＡＲＣＯカード」を軸とした販売促進策を積極的に推進している。
　通期業績は売上高２７２０億円（前期比２．９％増）、営業利益１２３億円（同０．８％増）の従来見通しを据え置いた。１５年春には福岡パルコ本館隣接ビルへの増床を控えており、これに向けて回遊性を強化するなど集客増へ向けた取り組みを強化している。

パルコの株価は１１時現在９８５円（▼３円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）