近鉄百、今期経常を8％上方修正

　近鉄百貨店 <8244> [東証Ｓ] が10月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比8.0倍の13.9億円に急拡大し、従来予想の10億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の40億円→43億円(前期は19.4億円)に7.5％上方修正し、増益率が2.1倍→2.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比64.0％増の29億円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の12.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.3％→4.3％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年２月期第２四半期（累計）の業績につきましては、子会社である株式会社シュテルン近鉄において輸入自動車の販売や株式会社近創において大口工事が好調に推移したことに加え、当社においても水道光熱費や改装工事費用が想定を下回ったことにより実績値が前回業績予想を上回りました。また、2024年２月期通期業績予想につきましては、2024年２月期第２四半期までの実績を勘案し、業績予想の修正をいたします。（注）上記の業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。