コメリは続伸、１５年３月期業績予想を下方修正も織り込み済みとの見方

　コメリ<8218.T>が続伸。２７日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３３１０億円から３１８０億円（前期比５．２％減）へ、営業利益を同１８３億円から１５１億円（同２５．４％減）へ、純利益を同９５億５０００万円から６７億円（同３６．６％減）へ下方修正したが、今年に入ってからの株価の調整で織り込み済みとの見方が強い。消費増税に伴う駆け込み需要の反動などで個人消費が落ち込んだことに加えて、天候不順による季節商品の販売が低迷したことなどが要因としている。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高２４９６億１００万円（前年同期比１．９％減）、営業利益１５２億５４００万円（同１２．５％減）、純利益９１億２０００万円（同８．５％減）となった。大型店６店舗を含む１６店舗を新規出店したものの、駆け込み需要の反動の影響で家庭用品を中心とした消耗品の販売が苦戦したほか、例年に比べて１１月の気温が高めに推移したことや降雪時期が遅れたことで季節商品の販売も伸び悩んだという。また、原油安に伴う灯油の販売単価の下落も響いた。

コメリの株価は９時１３分現在２３９４円（△３９円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）