いなげや、今期経常を48％上方修正・29期ぶり最高益更新へ

　いなげや <8182> が11月4日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は47.5億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の42億円→62億円(前期は26.2億円)に47.6％上方修正し、増益率が60.2％増→2.4倍に拡大し、29期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比46.3％減の14.4億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の16.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.5％→2.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　未だ収束がみえない新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中の環境が大きく変化しており、テレワークの推進などの働き方の変化で急激な巣ごもり消費や内食需要の高まりにより、2021年３月期第２四半期累計期間の業績が大きく伸長いたしました。　このような状況を踏まえ、当社が現時点で想定しうる要素を可能な限り織り込んで作成する通期連結業績予想は、前回発表予想を上回る見通しとなるため修正いたします。しかしながら、本年度後半において新型コロナウイルス感染症の収束までの期間や今後の事業環境における影響等が不透明な状況であり、合理的な数値の算出が困難であるため、今後の景気・個人消費や業績動向を踏まえ予想が大きく変動する可能性がある場合には、速やかに開示いたします。　なお、第２四半期の連結業績につきましては、本日（2020年11月４日）発表の「2021年３月期　第２四半期決算短信」をご参照ください。（注）上記の業績予想に関しましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる結果となる場合があります。