リョーサン、上期経常を67％上方修正、配当も50円増額

　リョーサン <8140> [東証Ｐ] が10月16日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の30億円→50億円(前年同期は65.8億円)に66.7％上方修正し、減益率が54.5％減→24.1％減に縮小する見通しとなった。
　なお、通期の連結経常利益は従来予想の70億円(前期は133億円)を据え置いた。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の50円→60円に増額し、下期配当も従来計画の50円→90円に大幅増額修正した。年間配当は150円(前期は165円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期連結累計期間は、車載向けの販売が堅調に推移し、また第11次中期経営計画の施策である先行投資商材の情報通信向けの販売が伸長しました。更に円安効果もあり、売上高は1,470億円（増減率+8.9％）となりました。収益は、これらの増収による要因に加え、販売管理費の抑制運用に徹した結果、営業利益は66億円（増減率+65.0％）、経常利益は50億円（増減率+66.7％）、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億円（増減率+70.0％）を見込んでおり、売上高及び全ての利益項目において前回発表予想を上方修正することといたしました。

　（１） 中間配当について　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要施策の一つと認識するとともに、１株当たり当期純利益の向上に努めています。2024年３月期の中間配当につきましては、2024年３月期第２四半期累計期間の業績予想を上方修正したことを踏まえて、前回予想の50円から60円に上方修正することといたしました。（２） 期末配当について　当社は、2023年７月15日に東京証券取引所株式上場40周年となり、2023年11月18日には創立70周年を迎えます。これもひとえに、株主の皆様をはじめとする関係各位の長年に亘るご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するため、2024年３月期の期末配当について、１株当たり40円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2024年３月期の期末配当金は、１株当たり90円（普通配当50円、記念配当40円）となる予定です。