川辺、前期経常を8％上方修正、配当も5円増額

　川辺 <8123> [東証Ｓ] が5月11日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の1.9億円の黒字→2億円の黒字(前の期は1.2億円の赤字)に7.9％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.7億円→3.8億円(前年同期は2.4億円)に4.0％増額し、増益率が51.8％増→58.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前の期は無配)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年３月期 通期連結業績予想につきましては、売上高は前回発表予想を下回るものの、利益面では、販売費及び一般管理費の削減及び投資有価証券売却益の計上が、利益構築に大きく影響を及ぼした結果、親会社に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見通しとなりました。

　当期の期末配当金につきましては、当初2023年２月に創業100周年を迎えることから業績に関係なく、１株当たり10円の予定としておりましたが、今般、当期の業績（親会社に帰属する当期純利益）が前回予想を上回る見込み（１億24百万円）であることを踏まえ、利益水準、内部留保資金等を総合的に判断し、１株当たりの配当金を５円増額し15円に修正するものであります。