クレオス、今期経常を一転10％減益に下方修正

　ＧＳＩクレオス <8101> [東証Ｐ] が3月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→17億円(前期は18.8億円)に29.2％下方修正し、一転して9.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.1億円→4.1億円(前年同期は6.7億円)に62.6％減額し、一転して37.9％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023 年３月期の通期業績予想の修正につきましては、2023 年２月３日に開示しましたとおり、輸出生地および半導体関連事業が好調に推移し、為替の好影響もあり、売上高は期初の予想を上回り、各利益におきましては押し下げ要因があるものの、期初の予想通りに推移するものとしておりました。しかしながら、2023 年３月期第４四半期において、繊維事業の一部取引先に対して貸倒引当金繰入額等（約６億円）を計上することにより、2023年３月期の営業利益及び経常利益は前回発表予想を修正することとなりました。　一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、保有する投資有価証券の一部売却により、2023 年３月期第４四半期において、特別利益（投資有価証券売却益）の計上（８億円）を予定しているため、前回発表の予想数値を据え置いております。　これら一過性要因の影響を除く通期業績は概ね想定通りに推移しており、今後精査いたしますが、中期経営計画の目標数値は達成可能と判断しています。また、2024 年３月期の通期業績予想は 2023 年３月期通期の決算発表時での公表を予定しています。　なお、配当予想に変更はありません (注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報にもとづき作成したものであり、実際の業績は今後　　 様々な要因により予想数値と異なる場合があります。