三谷商、上期経常を一転微増益に上方修正・最高益、通期も増額、株式分割に伴い配当を修正

　三谷商事 <8066> [東証２] が11月9日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の74億円→100億円(前年同期は99.8億円)に35.1％上方修正し、一転して0.2％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の166億円→190億円(前期は226億円)に14.5％上方修正し、減益率が26.8％減→16.3％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の45円→64円に大幅増額し、年間配当を従来計画の58.75円→76円(前期は1→4の株式分割前で125円)に修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高、営業利益、経常利益及び親会社に帰属する四半期純利益は、新型コロナウイルスの感染状況の改善に伴い、特に海外において需要の回復が想定よりも進んだこと、国内においても建設資材や石油製品の需要の減少が想定よりも落ち込まなかったことから、前回公表値を上回る見込みであります。

　当社の利益配分に関する基本方針は、中長期的な観点から安定的に配当することを基本とし、将来のＭ＆Ａによる事業展開と業績の状況を総合的に勘案して決定することとしております。　　　　　　　　中間配当金につきましては、当第２四半期の業績を鑑みて直近の配当予想から　19円増配し1株当たり64円といたしました。また、期末配当金につきましては、通期の業績予想を鑑みて１株当たり12円とし、直近の配当予想から1円75銭減配いたします。年間配当予想につきましては、株式分割実施を考慮しない場合は、直近の配当予想で１株当たり100円でしたが、今回の配当予想の修正により、1株当たり112円となります。