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2026年度07月期 決算 (2026年9月2日 15:30時点)
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当期経営成績等の概況
経営成績
良い点
売上高は4,257億29百万円、営業利益は156億31百万円、経常利益は167億70百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は124億86百万円と過去最高を更新している。公共関連事業ではGIGAスクール端末更新需要のピークを取り込み、端末調達からキッティング、展開まで一体対応で導入実績を拡大している。ネットワーク統合やセキュリティ対策を含む大型案件獲得、大学理系人材育成に向けた大型案件の獲得、学校改築・改修の案件進展が追い風になっている。
悪い点
販売費及び一般管理費の増加が利益成長の一部を相殺している。人材採用、賃金ベースアップ等の処遇改善、職場環境整備の拡充に加え、グループ共通販売管理システムの導入・展開を進めた結果、コストが増えている。情報関連事業では利益率の高い中小企業向けSI案件で、半導体不足によるサーバやPC供給遅延で商談が延伸し、業務システム更新需要が端境期になっている。
財政状態
良い点
総資産は187,176百万円と増加している。自己資本比率は40.3%から45.8%へ上昇しており、財務の厚みが増している。流動資産は現金及び預金の増加と棚卸資産の減少、受取手形・売掛金・契約資産の減少などを背景に増加している。純資産合計は85,982百万円と増加しており、親会社株主に帰属する当期純利益の積み上げに加え、退職給付に係る調整累計額やその他有価証券評価差額金の増加が寄与している。
悪い点
固定資産は50,744百万円と増加している一方、無形固定資産のソフトウエアは2,831百万円へ減少している。負債合計は101,194百万円と減少しているが、固定負債では繰延税金負債や製品保証引当金の増加が見られる。流動負債では仕入債務や未払金の減少がある一方、契約負債の増加が発生しており、売上計上のタイミングに影響し得る構造になっている。
キャッシュ・フロー
良い点
営業活動によるキャッシュ・フローは13,069百万円と大幅に改善している。税金等調整前当期純利益の計上に加え、契約負債の増加、棚卸資産の減少、売上債権及び契約資産の減少が資金創出に寄与している。現金及び現金同等物は期末で31,364百万円となり、前期末から82億92百万円増加している。
悪い点
投資活動によるキャッシュ・フローは△1,331百万円と支出超過になっている。無形固定資産の取得や有形固定資産の取得、貸付による支出などが主な資金流出要因になっている。財務活動によるキャッシュ・フローも△3,466百万円と支出超過で、配当金の支払額が資金流出の中心になっている。
今後の見通し・AI評価
業績予想見通し
良い点
売上高は4,000億円、営業利益は150億円、経常利益は160億円、親会社株主に帰属する当期純利益は105億円と、利益は100億円台以上を維持する計画になっている。公共と民間の両面で需要を取り込み、当期に近い水準の利益確保を目指す方針になっている。
悪い点
売上高は当連結会計年度比6.0%減、営業利益は4.0%減、経常利益は4.6%減、親会社株主に帰属する当期純利益は15.9%減の見通しになっている。純利益減の背景として、前期にあった投資有価証券売却益の計上を次期で見込まない点がマイナス材料になっている。
中期計画見通し
良い点
第17次中期経営計画の最終年度にあたり、グループを統合した共通販売管理システムの構築や、データ活用拡大に対応するシステムエンジニア再編・強化のためのグループ共通フレームワークとシステム化を進める方針になっている。大手民間ICTビジネスではグループを超えた一本化を図り、公共市場では教育ICTビジネスと自治体ビジネスの強みを結集する体制強化を目指している。
悪い点
中期計画の当初では特需の収束を前提に見込んでいたが、次期見通しは当初想定を大幅に上回る水準であり、今後の反動や需要の平準化局面では利益率・案件獲得のブレが起きるリスクが残る。少子化による社会構造変化への対応は中長期で不可欠であり、投資と収益化のタイミングには不確実性が伴う。
AI売買評価
良い点
買い目線評価として、公共関連事業のGIGA更新需要を取り込み、売上・利益ともに過去最高を更新している点が強い。営業CFが大幅に改善し、現金及び現金同等物が増加しているため、株主還元と投資の両立余地がある。配当は累進的方針で、当期76円、次期予想も76円と維持が示されている。
悪い点
売り目線評価として、次期は売上高・営業利益・経常利益・純利益いずれも当期比で減少見通しになっている点が警戒材料。Windows 10更新需要の収束やGIGA端末更新案件の残りが一部になる前提であり、特需依存の反動が出る可能性がある。情報関連事業は増収減益で、利益率の高いSI案件の商談延伸など収益のブレ要因が残っている。
配当
配当方針
安定的な配当維持を前提に、財務基盤の充実と中長期の投資とのバランスを取りながら、配当水準の維持または引き上げを基本とする累進的な配当方針になっている。
当期配当
2026年7月期の期末配当は1株当たり76円(株式分割考慮後)で、年間合計76円になっている。配当金総額は3,750百万円、配当性向は30.0%、純資産配当率は4.8%になっている。
次期配当
2027年7月期(予想)の期末配当は1株当たり76円(株式分割考慮後)で、年間合計76円の前提になっている。
財務諸表及び主な注記
財務諸表に関する注記事項
良い点
継続企業の前提に関する注記は該当事項なしになっている。セグメント利益は営業利益ベースで管理され、セグメント間取引消去を調整して連結営業利益に整合させる方針になっている。包括利益は18,052百万円と大きく増加しており、その他有価証券評価差額金や退職給付に係る調整額の増加が寄与している。
悪い点
特別損失として関係会社株式評価損39百万円が計上されている。情報関連事業では営業利益が減少しており、利益率の高い中小企業向けSI案件の商談延伸や端境期の影響が示唆されている。
継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
当連結会計年度における重要な子会社の異動
該当するコメントはありません。
会計方針の変更
該当するコメントはありません。
株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
該当するコメントはありません。
会計上の見積りの変更
該当するコメントはありません。
追加情報
該当するコメントはありません。
セグメント情報等
公共関連事業は売上高1,610億38百万円(前連結会計年度比73.6%増)、営業利益89億74百万円(同71.2%増)と大幅に伸長している。オフィス関連事業は売上高591億72百万円(同0.4%減)とほぼ横ばいながら、海外市場回復や収益性改善により営業利益21億32百万円(同7.3%増)になっている。情報関連事業は売上高2,044億47百万円(同11.3%増)に対し、営業利益42億93百万円(同6.5%減)と増収減益になっている。その他は売上高10億71百万円(同10.2%減)、営業利益1億74百万円(同39.9%減)になっている。
1株当たり情報
1株当たり純資産は1,737円66銭、1株当たり当期純利益は253円23銭になっている。株式分割(2026年1月21日付、1株を5株に分割)を前提に算定されている。潜在株式調整後1株当たり当期純利益は潜在株式が存在しないため記載なしになっている。
重要な後発事象
該当事項はありません。
企業結合等関係
該当するコメントはありません。
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