セイコーＨＤの１６年３月期は３７％営業増益見込む

　セイコーホールディングス<8050.T>はこの日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想を発表。売上高３２００億円（前期比９．０％増）、営業利益１６０億円（同３７．１％増）、純利益１２０億円（同４４．９％減）を見込んでいる。引き続きウオッチ事業を国内外で拡大し、電子デバイス事業などの収益力強化を図る。為替レートはドル１１０円、１ユーロ１３０円を想定している。１５年３月期に特別利益として固定資産売却益９１億円と投資有価証券売却益７７億円などを計上した反動で純利益は大幅な減益となる見通し。
　加えて同社は子会社のセイコーインスツル（ＳＩＩ）が日本政策投資銀行との共同出資により半導体事業の新会社を設立し、ＳＩＩの半導体事業を新会社へ移管することも同時に発表している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）