ルックが年初来高値、第１四半期は大幅増益、値動きが軽く人気を集める

　婦人服大手のルックが急騰し、一時４６円高の２０８円まで買われ、６日に付けた年初来高値１９５円を更新。東証値上がり率、出来高ランキングの上位に浮上している。１０日引け後に、１０年１２月期第１四半期（１－３月）の連結業績を発表した。値動きが軽いうえに大幅増益を好感し、人気化している。売上高は７６億４６００万円（前年同期比１３．１％減）にとどまったが、営業利益が２億９１００万円（同３６．４倍）、純利益が２億５４００万円（同９５．５％増）となった。

　１０年１２月期業績は、４月に子会社化したＡ．Ｐ．Ｃ．ｊａｐａｎの売上が上乗せされることから、売上高を６月中間期では５億円増加し１５０億円（前年同期比６．３％減）、通期では１０億円増加し３１０億円（前期比３．３％増）に引き上げた。利益については、Ａ．Ｐ．Ｃ．ｊａｐａｎの損益はトントンとみているため、損益トントンの営業損益予想は変更していない。

　１１日前場引け値は、３４円高の１９６円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社

ルックが急騰し年初来高値更新、値動きの軽い小型株として再度物色される

　婦人服大手のルックが急騰。一時４７円高の１９５円まで買われ４月２７日に付けた年初来高値１７０円を大幅に更新した。ゴールデンウイーク中に米国株式市場が急落したことを受け、東京株式市場がさえない動きとなるなか、過去に大相場を出した経験を持ち、値動きの軽い小型株として物色の矛先が向かったようだ。

　同社株は、東証が４月２８日付で日々公表銘柄に指定、日証金が４月２７日午後立ち会い約定分から貸借取引で申し込み停止措置、制度信用取引の新規売り・買いの現引きに伴う申し込み（弁済繰延期限が到来した買いの現引きを除く）の停止措置を受けている。売買規制で、４月２７日から４月３０日までは小動きとなっていた。

　６日の終値は、前営業日比１３円高の１６１円。



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ルックが連日の新高値、値動きの軽い小型株として物色の矛先が向かう

　婦人服大手のルックが急騰。一時４７円高の１６３円まで買われ連日の年初来高値更新となった。出来高が前日の８５万株超から大幅に増加、４６００万株を超える大商いとなり東証１部の出来高４位に入っている。市場では「特に材料は出ていないようだが、以前、大相場を演じたことがあるだけに、値動きの軽い小型株として物色の矛先が向かったようだ」（中堅証券）との見方があった。

　午後２時２７分時点の株価は４３円高の１５９円。



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