スクロール、今期経常を13％上方修正、配当も5.5円増額

　スクロール <8005> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.1％増の65.1億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の60億円→68億円(前期は75.1億円)に13.3％上方修正し、減益率が20.2％減→9.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.9億円→20.9億円(前年同期は33.6億円)に61.9％増額し、減益率が61.6％減→37.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の48.5円→54円(前期は60円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比23.2％減の18億円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.3％→8.7％に低下した。

株探ニュース