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グローブライドのニュース
■要約
1. 会社概要
グローブライド<7990>は、世界最大の総合釣り用品企業である。国内及び海外(アジア、英国)に生産拠点を有し、米州、欧州、アジア・オセアニアを含めた世界4極で事業を展開している。同社はスポーツ・レジャー関連事業をその事業領域とし、現在はフィッシング、ゴルフ、ラケットスポーツ、サイクルスポーツの4つの分野で事業を展開している。フィッシング総合用品企業として世界No.1の地位にあるフィッシング事業については、「DAIWA(ダイワ)」ブランドが深く浸透しているが、他の3分野においても洗練された独自の世界観を有するブランドを展開している点に同社の特長がある。
2. 業績動向
2021年3月期第2四半期業績は、売上高48,558百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益4,070百万円(同38.9%増)、経常利益3,943百万円(同47.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,499百万円(同27.2%増)と増収・大幅増益となった。同社グループが属するスポーツ・レジャー用品等の業界は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による一時的な落ち込みがあったものの、緊急事態宣言解除後、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けたスポーツ・レジャーと評価されて急速に回復していることから、同社業績も好調に推移した。海外市場のうち、アジア・オセアニア地域は中国経済が比較的早期に回復傾向になったことにより、増収増益となった。
2021年3月期の連結業績予想については、好調な第2四半期の業績動向を踏まえて11月6日に上方修正しており、売上高92,000百万円(前期比4.2%増)、営業利益4,800百万円(同32.8%増)、経常利益4,200百万円(同36.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円(同131.5%増)を見込んでいる。弊社では、下期の新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さないものの、「ニューノーマル(新しい生活様式)」がある程度定着することは確実性が高いことから、同社の業績も順調に推移するものと見ている。なお、各利益は第2四半期の段階で通期予想に迫る値だが、例年上期偏重であること、下期に先行投資などが行われる可能性があることなどから、上振れ幅は限定されると同社では考えている。
3. 成長戦略・トピックス
withコロナ時代の「ニューノーマル」の具体的実践例が政府や自治体から提案され、定着しつつある。いずれも3密を避け、感染リスクを最小化することを目的としたものだが、この中で、トレンドとなっているのが「少人数で行うアウトドアスポーツ・レジャー」だ。キャンプや小旅行などが人気を博しているが、旅先でのアクティビティとして、同社の事業領域である「フィッシング」は有力な選択肢となっている。このように、主力のフィッシング事業がwithコロナ時代の「ニューノーマル」にマッチした事業ポートフォリオが同社の強みとして浮き彫りになってきた。
■Key Points
・フィッシングの「DAIWA」を主力に、独自の世界観のブランドを他事業でも展開
・2021年3月期第2四半期は「3密」を避けたスポーツ・レジャーとして評価され業績が急回復。通期も営業利益4,800百万円(前期比32.8%増)に上方修正
・withコロナ時代の「ニューノーマル」にマッチした事業ポートフォリオが強み
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 会社概要
グローブライド<7990>は、世界最大の総合釣り用品企業である。国内及び海外(アジア、英国)に生産拠点を有し、米州、欧州、アジア・オセアニアを含めた世界4極で事業を展開している。同社はスポーツ・レジャー関連事業をその事業領域とし、現在はフィッシング、ゴルフ、ラケットスポーツ、サイクルスポーツの4つの分野で事業を展開している。フィッシング総合用品企業として世界No.1の地位にあるフィッシング事業については、「DAIWA(ダイワ)」ブランドが深く浸透しているが、他の3分野においても洗練された独自の世界観を有するブランドを展開している点に同社の特長がある。
2. 業績動向
2021年3月期第2四半期業績は、売上高48,558百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益4,070百万円(同38.9%増)、経常利益3,943百万円(同47.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,499百万円(同27.2%増)と増収・大幅増益となった。同社グループが属するスポーツ・レジャー用品等の業界は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による一時的な落ち込みがあったものの、緊急事態宣言解除後、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けたスポーツ・レジャーと評価されて急速に回復していることから、同社業績も好調に推移した。海外市場のうち、アジア・オセアニア地域は中国経済が比較的早期に回復傾向になったことにより、増収増益となった。
2021年3月期の連結業績予想については、好調な第2四半期の業績動向を踏まえて11月6日に上方修正しており、売上高92,000百万円(前期比4.2%増)、営業利益4,800百万円(同32.8%増)、経常利益4,200百万円(同36.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円(同131.5%増)を見込んでいる。弊社では、下期の新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さないものの、「ニューノーマル(新しい生活様式)」がある程度定着することは確実性が高いことから、同社の業績も順調に推移するものと見ている。なお、各利益は第2四半期の段階で通期予想に迫る値だが、例年上期偏重であること、下期に先行投資などが行われる可能性があることなどから、上振れ幅は限定されると同社では考えている。
3. 成長戦略・トピックス
withコロナ時代の「ニューノーマル」の具体的実践例が政府や自治体から提案され、定着しつつある。いずれも3密を避け、感染リスクを最小化することを目的としたものだが、この中で、トレンドとなっているのが「少人数で行うアウトドアスポーツ・レジャー」だ。キャンプや小旅行などが人気を博しているが、旅先でのアクティビティとして、同社の事業領域である「フィッシング」は有力な選択肢となっている。このように、主力のフィッシング事業がwithコロナ時代の「ニューノーマル」にマッチした事業ポートフォリオが同社の強みとして浮き彫りになってきた。
■Key Points
・フィッシングの「DAIWA」を主力に、独自の世界観のブランドを他事業でも展開
・2021年3月期第2四半期は「3密」を避けたスポーツ・レジャーとして評価され業績が急回復。通期も営業利益4,800百万円(前期比32.8%増)に上方修正
・withコロナ時代の「ニューノーマル」にマッチした事業ポートフォリオが強み
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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