ニフコは後場急伸、１００万株を上限とする自社株買いを実施へ

　ニフコ<7988.T>が後場急伸し一時、前日比２４２円（９．７％）高の２７２９円に買われている。午後１時ごろに自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　今回発表の自社株買いでは、上限を１００万株（発行済み株数の０．９６％）、または３０億円としており、取得期間は１１月１日から１２月２０日まで。資本効率の向上を図るとともに、経営環境に応じた機動的な財務政策を可能にするためとしている。

　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算が、売上高１３９４億８４００万円（前年同期比６．１％増）、営業利益１４５億４７００万円（同４．２％減）、純利益１１７億２９００万円（同９．７％増）だった。自動車向け合成樹脂成型品で、新型車への１台あたり搭載金額が伸びたことで国内売り上げが伸長したほか、北米やアジアが順調に推移。一方のベッドおよび家具事業もホテル向け需要が牽引役となり業績拡大に貢献した。

　なお、１９年３月期通期業績予想は、売上高２７５０億円（前期比１．４％増）、営業利益３１３億円（同１．３％増）、純利益２１８億円（同２．８％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：minkabuPRESS