信越ポリマは高寄り後に軟化、第３四半期利益急増も買い手控え

　信越ポリマー＜7970.T＞は高寄り後、軟化しマイナス圏で推移している。２８日取引終了後に発表した１５年３月期第３四半期累計（４～１２月）の連結決算は、売上高５３１億４９００万円（前年同期比７．６％増）、営業利益１８億４２００万円（同２．２倍）、最終利益１５億８０００万円（同２．８倍）と増収で利益が急増した。ただ、株価は前日まで４日続伸しており、上値の買いは手控えられている。
　第３四半期は自動車関連入力デバイスを中心に順調な出荷が続き、ＯＡ機器用部品やシリコーンゴム成形品など、精密成形品の需要も拡大。増収に伴う粗利の増加で大幅増益になった。通期は売上高６９０億円（前期比２．５％増）、営業利益２４億円（同８２．６％増）、最終利益１４億円（同９４．４％増）の従来見通しを据え置いている。

信越ポリマの株価は１０時３０分現在５１４円（▼６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）