河合楽器が急反発、香港・Ｐａｒｓｏｎｓ Ｍｕｓｉｃ社と資本・業務提携を好感

　河合楽器製作所<7952.T>が急反発。９日の取引終了後、香港を本拠とするＰａｒｓｏｎｓ Ｍｕｓｉｃ社（ＰＭＣ）と資本・業務提携する、と発表したことが好感されている。ＰＭＣは中国本土と香港で楽器の生産・販売や音楽人材の育成を行う一大音楽企業グループ（パーソンズグループ）を形成している。河合楽器とパーソンズグループは、１９９３年に同グループを通じた中国でのピアノ販売を開始して以来、事業パートナーとして関係を深めてきた。

　業務提携の内容として、河合楽器とＰＭＣおよび双方のグループ会社は、香港を含む中国で、ＫＡＷＡＩブランドの楽器生産や、同ブランド商品のプロモーションと販売、アフターサービス、音楽教室の展開と講師人材の育成などを進める。また、ＰＭＣは河合楽器の株式８９万６６００株（発行済み株式総数の９．９４％）を取得し筆頭株主となる。買付日などの詳細は未定としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）