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共同印刷のニュース
26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:利食い一巡後の底堅さを見極めたい
■前場の注目材料:富士通、1Q営業利益95.7%減、前年の退職給付制度変更による反動
■シャープ、年度内にIoT家電400機種に拡大、利用者のすそ野広げる
■利食い一巡後の底堅さを見極めたい
26日の日本株市場は、利食い優勢の中でこう着感の強い相場展開になりそうだ。25日の米国市場は、NYダウが128ドル安だった。主要企業の予想下回る決算発表が相次ぐ中、利益確定の流れが優勢となっている。欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ見通しが示されたものの、相場への影響は限定的だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の21620円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。
前日までは半導体株の上昇がセンチメントを明るくさせていたが、ナスダックやSOX指数は利食い優勢の中で反落となっていることもあり、日本市場についても利食い優勢になりそうである。また、オムロン<6645>など前日の大引け後に決算を発表した企業の決算内容も振るわない状況であり、来週以降、本格化する決算を前に、改めて慎重姿勢に向かわせそうである。
昨日は米半導体関連株の上昇のほか、前日に決算を発表したアドバンテスト<6857>や信越化<4063>などが強い値動きをみせたことによって、他のハイテク株等への買い戻しに向かわせる格好となっている。ただし、売買代金は2兆円を超えられず、指値状況の薄い中をショートカバーによって強含みとなった格好である。このカバーが一巡しているとなると、短期的なインデックス売買に振らされやすい面もあるだろう。
さらに、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、金融政策の行方を見極めたいとのムードもある。なお、本日決算発表が控えている東エレク<8035>は、昨日は3%を超える上昇で年初来高値を更新している。決算を前によりショートカバーが強まるようだと、インパクトを与えることになりそうであり、注目しておきたい。
日経平均は薄商いの中ではあるが、直近のもち合いレンジを上放れつつあり、5月の大型連休後に空けたマド上限に接近しており、マド埋めが近づいている。達成感が意識されやすい一方で、マド埋め後に直近のもち合いレンジの上限レベルでの底堅さが見られるようだと、ショートカバーを誘い込みやすいところであり、利食い一巡後の底堅さも見極めたいところだろう。
■富士通、1Q営業利益95.7%減、前年の退職給付制度変更による反動
富士通<6702>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比3.3%減の8387.37億円、営業利益が同95.7%減の33.85億円だった。コンセンサス(140億円程度)を下回る。本業は国内サービスの増収効果のほか、テクノロジーソリューション、ユビキタスで採算性の改善がみられた。一方で、前年の退職給付制度変更に関する利益、事業譲渡益の反動と電子部品事業の国内工場の再編に関する費用増が影響している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(21756.55、+46.98)
・1ドル108円60-70銭
・米原油先物は上昇(56.02、+0.14)
・日銀のETF購入
・日銀追加金融緩和への期待
・株安局面での自社株買い
・米利下げ観測
・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討
・日産自<7201>4—6月期、営業益99%減、5年で1万2500人削減
・シャープ<6753>年度内にIoT家電400機種に拡大、利用者のすそ野広げる
・住友商<8053>AIとIoT活用促進、VBと資本業務提携
・トヨタ<7203>滴滴出行に出資、MaaS事業基盤拡充
・共同印<7914>液体調味容器に参入、クレハから17億円で買収
・昭電工<4004>アルミ合金の組成・工程、AIで予測
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.8%、6月:+0.9%)
<海外>
・特になし
<SF>
■株式見通し:利食い一巡後の底堅さを見極めたい
■前場の注目材料:富士通、1Q営業利益95.7%減、前年の退職給付制度変更による反動
■シャープ、年度内にIoT家電400機種に拡大、利用者のすそ野広げる
■利食い一巡後の底堅さを見極めたい
26日の日本株市場は、利食い優勢の中でこう着感の強い相場展開になりそうだ。25日の米国市場は、NYダウが128ドル安だった。主要企業の予想下回る決算発表が相次ぐ中、利益確定の流れが優勢となっている。欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ見通しが示されたものの、相場への影響は限定的だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の21620円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。
前日までは半導体株の上昇がセンチメントを明るくさせていたが、ナスダックやSOX指数は利食い優勢の中で反落となっていることもあり、日本市場についても利食い優勢になりそうである。また、オムロン<6645>など前日の大引け後に決算を発表した企業の決算内容も振るわない状況であり、来週以降、本格化する決算を前に、改めて慎重姿勢に向かわせそうである。
昨日は米半導体関連株の上昇のほか、前日に決算を発表したアドバンテスト<6857>や信越化<4063>などが強い値動きをみせたことによって、他のハイテク株等への買い戻しに向かわせる格好となっている。ただし、売買代金は2兆円を超えられず、指値状況の薄い中をショートカバーによって強含みとなった格好である。このカバーが一巡しているとなると、短期的なインデックス売買に振らされやすい面もあるだろう。
さらに、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、金融政策の行方を見極めたいとのムードもある。なお、本日決算発表が控えている東エレク<8035>は、昨日は3%を超える上昇で年初来高値を更新している。決算を前によりショートカバーが強まるようだと、インパクトを与えることになりそうであり、注目しておきたい。
日経平均は薄商いの中ではあるが、直近のもち合いレンジを上放れつつあり、5月の大型連休後に空けたマド上限に接近しており、マド埋めが近づいている。達成感が意識されやすい一方で、マド埋め後に直近のもち合いレンジの上限レベルでの底堅さが見られるようだと、ショートカバーを誘い込みやすいところであり、利食い一巡後の底堅さも見極めたいところだろう。
■富士通、1Q営業利益95.7%減、前年の退職給付制度変更による反動
富士通<6702>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比3.3%減の8387.37億円、営業利益が同95.7%減の33.85億円だった。コンセンサス(140億円程度)を下回る。本業は国内サービスの増収効果のほか、テクノロジーソリューション、ユビキタスで採算性の改善がみられた。一方で、前年の退職給付制度変更に関する利益、事業譲渡益の反動と電子部品事業の国内工場の再編に関する費用増が影響している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(21756.55、+46.98)
・1ドル108円60-70銭
・米原油先物は上昇(56.02、+0.14)
・日銀のETF購入
・日銀追加金融緩和への期待
・株安局面での自社株買い
・米利下げ観測
・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討
・日産自<7201>4—6月期、営業益99%減、5年で1万2500人削減
・シャープ<6753>年度内にIoT家電400機種に拡大、利用者のすそ野広げる
・住友商<8053>AIとIoT活用促進、VBと資本業務提携
・トヨタ<7203>滴滴出行に出資、MaaS事業基盤拡充
・共同印<7914>液体調味容器に参入、クレハから17億円で買収
・昭電工<4004>アルミ合金の組成・工程、AIで予測
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.8%、6月:+0.9%)
<海外>
・特になし
<SF>
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