マツモト、前期経常を60％下方修正

　マツモト <7901> [東証Ｓ] が6月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年4月期の経常損益(非連結)を従来予想の0.8億円の黒字→0.3億円の黒字(前の期は1.8億円の赤字)に60.0％下方修正した。ただ、通期の最終損益は従来予想の0.4億円の黒字→0.7億円の黒字(前の期は12.8億円の赤字)に85.0％上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の経常利益も従来予想の4.1億円→3.7億円(前年同期は2.7億円)に11.5％減額し、増益率が53.7％増→36.0％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期業績予想につきましては、2022年12月6日開示しました「業績予想の修正に関するお知らせ」では2022年6月8日の公表値を据え置いておりましたが、新型コロナウイルス感染流行及びペーパーレス化による印刷需要の減少等の理由により、主に一般商業印刷部門の売上高が想定を下回る見込みとなりました。損益面につきましては、近年の物価高騰に伴う原材料費及び光熱費の増加の影響により、営業利益及び経常利益が予想を下回る見込みとなりました。特別損益に関しましては、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し特別損失を保守的に見積りしておりましたが、当該特別損失が発生しなかったことから、当期純利益は予想を上回る見込みとなりました。