エイベックスは急反落、たな卸資産関連の損失計上で１７年３月期業績予想を下方修正

　エイベックス・グループ・ホールディングス<7860.T>は急反落。９日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を６０億円から５２億円（前期比２８．５％減）へ、純利益を２３億円から５億円（同８８．４％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　マネジメント／ライヴ事業及び映像事業が好調に推移しているため売上高は１５５０億円から１６２０億円（同５．１％増）へ上方修正したが、定額制映像配信サービス「ゲオチャンネル」の収益性低下に伴う引当金繰入額として１２億２６００万円、たな卸資産の評価損として３億７１００万円を売上原価として計上したことが下方修正の要因。また、これに伴い４億７０００万円を減損損失として計上したことから、純利益の修正幅が大きくなったとしている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高１２３０億４３００万円（前年同期比１２．６％増）、営業利益３８億１００万円（同６．０％増）、純利益１７００万円（同９６．９％減）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）