（再送）共立印刷が年初来高値更新、１０年３月期の連結業績見込み上方修正を好材料視

　共立印刷がカイ気配で始まり反発。一時３４円高の１７０円まで買われ、１５日に付けた年初来高値１４６円を更新。午前１０時２６分時点で、値上がり率２５．００％で東証１部の第１位。

　情報誌印刷に強い商業・出版印刷の中堅で、１９日に会社側が、集計中の１０年３月期の連結業績見込みを上方修正したことが好材料視されている。

　発表によれば、１０年３月期の連結業績は、連結売上高は従来予想比３億５０００万円増の３２３億５０００万円（前期比６．７％減）、営業利益は同２億２０００万円増の８億２０００万円（同４１．９％減）、純利益は同１億２０００万円増の３億円（同３２．１％増）と純利益は増益となった。上方修正の理由について会社側では、売上高がほぼ計画通りに進ちょくしたことに加えて、物流費の削減や製造人員の効率化による収益の改善を挙げている。

　地合いの好転と値ごろ感の良さも買い人気につながっているようだが、時価は連結ＰＢＲ０．７倍と依然出遅れ感もあり、目先はさらなる上値を試す展開が予想される。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社