日本精密、前期経常を一転74％増益に上方修正・27期ぶり最高益更新へ

　日本精密 <7771> [東証Ｓ] が5月14日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の9500万円→4億4800万円(前の期は2億5700万円)に4.7倍上方修正し、一転して74.3％増益を見込み、一気に27期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1900万円の赤字→1億3400万円の黒字(前年同期は2億4000万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．業績予想の修正の理由令和6年3月期の連結業績予想につきましては、売上高は当初計画値を159百万円上回り、6,728百万円となり、営業利益252百万円、経常利益448百万円、親会社株主に帰属する当期純利益390百万円にそれぞれ修正する見込みとなりました。理由につきましては、売上高は時計事業において、国内の取引先からの受注増加により、また、平成31年度から取り組んでおりました事業構造改革にともなう製造部門のコスト削減の効果や、為替相場の変動による在外子会社向け外貨建債権の為替換算等により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ大幅に予想を上回りました。２．営業外収益（為替差益）の内容令和6年3月期通期連結累計期間におきまして、為替相場の変動による在外子会社向け外貨建債権の為替換算等により営業外収益に為替差益279,521千円を計上しております。(注) 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。