ＩＭＶが４日続落、１４年９月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感

　ＩＭＶ<7760.T>が前週末９日の取引終了後、１４年９月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の７０億円から７７億円（前期比２５．８％増）へ、営業利益を同７億円から１０億５０００万円（同６２．２％増）へ、純利益を同４億３０００万円から６億５０００万円（同４４．８％増）へ上方修正したが、株価に織り込み済みとして、売りが先行している。上期に主力の振動シミュレーションシステム事業で自動車業界向けが順調に推移したほか、航空宇宙関連業界向け大型案件の売り上げ計上をしたことに加えて、テスト＆ソリューションサービス事業で自動車業界向けＨＶ・ＥＶ関連の試験が引き続き好調だったことなどが要因としているが、第１四半期好調から上方修正は濃厚とみられていたことから、材料出尽くしにつながったようだ。
　なお、同時に発表した第２四半期累計（１０～３月）業績は売上高４３億４６００万円（前年同期比２０．０％増）、営業利益９億４５００万円（同４８．０％増）、純利益５億５４００万円（同１９．７％増）だった。

ＩＭＶの株価は９時３７分現在７００円（▼１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）