8,255円
東京精密のニュース
■SWCC <5805> 2,538円 (+424円、+20.1%)
東証プライムの上昇率トップ。SWCC <5805> [東証P]が急反騰。前営業日の2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、今期の最終利益の見通しを70億円から75億円(前期比20.3%減)に引き上げた。更に、取得総数67万株(自己株式を除く発行済み総数の2.24%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施も公表し、これらを好感した買いが集まった。建設関連が堅調に推移し、上期(4-9月)の業績が想定を上回ったことを反映した。今期の売上高の見通しは据え置いている。自社株の取得期間は11月6日から24年1月31日とした。
■AIAI <6557> 920円 (+150円、+19.5%) ストップ高
AIAIグループ <6557> [東証G]がストップ高。東京23区や千葉県などを中心に認可保育園を運営している。今期は稼働率の上昇で利益率改善が急となっている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の2億円から3億5000万円(前期比4.4倍)に大幅上方修正しており、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。株価3ケタ台の小型株であるうえ、株式需給面でも信用買い残が少なく上値が軽い。
■アルメディオ <7859> 524円 (+80円、+18.0%) ストップ高
アルメディオ <7859> [東証S]がストップ高。前週2日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を54億3000万円から102億4400万円(前期比2.1倍)へ、営業利益を6億500万円から25億4000万円(同4.7倍)へ大幅に引き上げており、これを好感した買いが膨らんだ。中国で太陽光発電パネル製造向け拡散炉用ヒーターモジュールの受注が急激に伸びていることが要因。同時に発表した4-9月期決算は売上高が38億4000万円(前年同期比41.0%増)、営業利益が9億9700万円(同2.7倍)だった。あわせて、26年3月期を最終年度とする中期経営計画について計画目標を修正すると発表した。最終年度に売上高80億800万円(従来計画66億7400万円)、営業利益16億1500万円(同12億4900万円)を目指す。
■日東紡 <3110> 4,190円 (+610円、+17.0%)
東証プライムの上昇率2位。日東紡績 <3110> [東証P]が3日続急騰。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの45億円から55億円(前期比98.4%増)に引き上げており、業況を評価した買いが入ったようだ。今期の売上高の見通しは据え置いた。9月中間期の売上高は前年同期比9.1%減の427億3400万円、最終利益は同53.0%減の35億1600万円と、計画に対して上振れて着地した。強化プラスチック用途の複合材などを手掛ける原繊材事業は減収、営業赤字に転落。ニットービバレッジを連結対象から除外したことでライフサイエンス事業は減収減益となった。半面、機能材事業は減収減益ながら、AIサーバー向けの需要拡大で、低誘電特性を持つスペシャルガラスの販売が伸長し下支えしたほか、設備材事業は増収・大幅な営業増益となった。9月中間期の実績や業績動向を踏まえ、通期の業績予想を見直した。
■太陽HD <4626> 2,950円 (+410円、+16.1%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率3位。太陽ホールディングス <4626> [東証P]が6日続急騰、一時ストップ高となった。同社は6日正午ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の151億円から176億円(前期比10.2%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も1017億円から1036億円(同6.4%増)に上方修正。為替の円安推移や顧客在庫調整の進展、最終需要の増加などからエレクトロニクス事業で販売数量が増加していることが主な要因だとしている。
■免疫生物研 <4570> 576円 (+80円、+16.1%) ストップ高
免疫生物研究所 <4570> [東証G]がストップ高。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比24.7%増の3億6500万円、経常損益は3000万円の黒字(前年同期は1億2900万円の赤字)となった。7-9月期も経常黒字となっており、業況の底入れを期待した買いを集めたようだ。4-9月期は抗体関連事業で主力製品のELISAキットの売上高が国内外ともに大幅に増加した。為替差益の発生や税金コストの大幅な減少も黒字化に寄与した。
■エニマインド <5027> 775円 (+100円、+14.8%) ストップ高
AnyMind Group <5027> [東証G]がストップ高。6日、韓国においてAnyMind Koreaを設立し、ソウルにオフィスを開設すると発表。中期的な成長につながるとの期待から買いが集まったようだ。現地ではローカル人材を中心にチームを組成。ブランド企業やウェブメディア、モバイルアプリを運営するパブリッシャー、TikTokなどにおけるクリエーターに向け、包括的な支援に取り組むとしている。
■ダイヘン <6622> 5,500円 (+700円、+14.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率5位。ダイヘン <6622> [東証P]がストップ高。前営業日となる2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.1%減の789億3500万円、最終利益は同33.1%減の40億8700万円だった。上期(4-9月)の業績は5月に示した計画を上回って着地しており、これを評価した買いが集まったようだ。FA(ファクトリーオートメーション)部門では、中国での内需関連投資は低迷した一方、国内外の電気自動車(EV)に関連する投資が増加し、増収増益を確保した。
■住友電 <5802> 1,801.5円 (+184.5円、+11.4%)
東証プライムの上昇率7位。住友電気工業 <5802> [東証P]が急騰。前週に1549円で目先の底入れを確認しその後はリバウンドに転じたが、6日は戻り足に拍車がかかった。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の1800億円から2000億円(前期比13%増)に200億円増額し、2ケタ成長で過去最高を更新する見通しで、これを材料視する買いを呼び込んだ。自動車生産の回復を背景にワイヤーハーネスが高水準に推移したほか、電力ケーブルの販売好調も業績押し上げ要因となる。前週終値換算でPBRが0.6倍台、配当利回りが3%強とバリュー株としての側面も評価されている。
■ロジスネクス <7105> 1,336円 (+133円、+11.1%)
三菱ロジスネクスト <7105> [東証S]が4日続急騰。6日、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を上方修正した。最終利益の見通しを130億円から230億円(前期比3.3倍)に引き上げたほか、年間配当予想を3円増額して19円(同10円増配)とした。業況を好感した買いが入ったようだ。今期の売上高の見通しは6300億円から6900億円(同12.1%増)に修正した。米州を中心とする計画を上回るペースでの出荷状況と、価格適正化の効果、円安の影響などを業績予想に反映した。
■理想科学 <6413> 2,596円 (+246円、+10.5%)
東証プライムの上昇率10位。理想科学工業 <6413> [東証P]が4日続急騰。前営業日の2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当計画を見直した。最終利益の見通しを32億円から39億円(前期比15.7%減)に引き上げ、年間配当予想を5円増額して100円(同20円減配)とした。加えて、取得総数25万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.75%)、取得総額5億円の自社株買いの実施も公表しており、これらが株価の刺激材料となった。今期の売上高の見通しは721億円から733億円(同1.8%減)に修正した。4-9月期は想定よりも為替レートが円安で推移し、売上高と各利益は計画を上回った。第3四半期以降も円安が続く見込みであることから、業績予想に影響を反映した。自社株の取得期間は11月20日から24年1月26日までとする。
■東京精 <7729> 8,192円 (+776円、+10.5%)
東京精密 <7729> [東証P]が続急騰。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を見直しており、好感されたようだ。同社は売上高の見通しを1290億円から1320億円(前期比10.1%減)、最終利益の見通しを170億円から178億円(同24.7%減)に引き上げた。年間配当予想は8円増額し178円(同57円減配)とした。想定為替レートを1ドル=130円から同140円と円安方向に見直した。半導体事業での今期の売上高の見通しを前回に公表した数値に比べ45億円増の985億円(同12%減)に引き上げた。受注高は上期(4-9月)に対し、下期は微増を見込む。半導体市場では民生関連の需要低迷を想定する。一方、AIやHBM(広帯域メモリー)、SiC(炭化ケイ素)関連が短期・中期の需要をけん引すると予測する。計測事業の今期の売上高見通しはこれまでの予想から15億円減の335億円(前期比3%減)を予想する。4-9月期の売上高は前年同期比10.6%減の635億3700万円、最終利益は同28.2%減の85億4800万円だった。
■TOA <6809> 1,161円 (+107円、+10.2%)
TOA <6809> [東証P]が急反騰。放送設備など音響システムを主力に、防犯カメラなどセキュリティー関連の映像システムでも高い実績を持つ。放送設備は脱コロナに伴う経済正常化で商業施設向け投資需要が活発化し、同社の業績を押し上げている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の25億円から28億円(前期比64%増)に増額しており、これを手掛かり材料に投資マネーが攻勢をかけたようだ。6日の株価急動意後でもPBRが0.7倍台、配当利回りも3.5%台と割安感が光る。
■ミネベア <6479> 2,750円 (+246円、+9.8%)
ミネベアミツミ <6479> [東証P]が4日続急伸。前営業日の2日取引終了後、日立製作所 <6501> [東証P]からパワー半導体事業を買収すると発表しており、評価されたようだ。日立パワーデバイスの株式を取得して子会社化するとともに、日立のパワーデバイス事業に関する海外販売事業を取得する。ミネベアは従来からのチップ製造に加えて、パッケージやモジュールの後工程技術と生産能力を取り込み、 パワー半導体の開発から生産までの垂直統合型のビジネス展開につなげる。あわせてミネベアは24年3月期の連結業績予想について、売上高の見通しを1兆4500億円から1兆4000億円(前期比8.3%増)、最終利益の見通しを700億円から580億円(同24.5%減)に引き下げた。データーセンター向けの回復遅れなどの影響を織り込んだ。上期(4-9月)の売上高は前年同期比15.7%増の6721億1700万円、最終利益は同36.3%減の196億円だった。未定としていた中間配当は20円で決定。前期の中間配当と同額となる。
■JMDC <4483> 5,063円 (+415円、+8.9%)
JMDC <4483> [東証P]が3日続急伸。前週2日取引終了後に発表した4-9月期決算は、売上高が前年同期比14.0%増の137億4600万円、営業利益が同63.2%増の36億200万円だった。これを好感した買いが入った。ヘルスビッグデータの取引先健康保険組合数や利活用先である製薬企業、保険会社との取引額が伸びたほか、健康情報プラットフォーム「Pep Up(ペップアップ)」の発行ID数も増加。また、遠隔読影サービスを利用する医療機関数も引き続き拡大した。通期の増収増益見通しに変更はない。このほか、6日朝方に三菱UFJ信託銀行と健康増進支援サービスの実証実験を始めると発表しており、これも好感された。
■日セラ <6929> 2,834円 (+196円、+7.4%)
日本セラミック <6929> [東証P]が4日続急伸。同社は11月2日大引け後に決算を発表、23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の42.5億円に伸び、通期計画の53億円に対する進捗率は80.3%に達し、5年平均の75.2%も上回ったことで好感されたようだ。
■サンリオ <8136> 7,187円 (+488円、+7.3%)
サンリオ <8136> [東証P]が4日続急伸。前営業日となる2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを120億円から144億円(前期比76.5%増)に引き上げた。インバウンド需要の回復が追い風となるなか、ロイヤルティー収入も計画を上回ったという。業況を好感した買いが集まったようだ。今期の売上高の見通しは841億円から893億円(同23.0%増)に増額した。第2四半期累計の売上高は前年同期比43.4%増の439億3000万円、最終利益は同3.5倍の105億600万円と計画を上振れて着地した。構造改革の施策実行による収益性向上も寄与した。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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